(CASE)Feb 5, 2025株式会社LIG

【gaz:制作協業】LIGとgazがWeb制作で連携、「Studio」を選んだ理由と今後のWeb制作を語る。

【gaz:制作協業】LIGとgazがWeb制作で連携、「Studio」を選んだ理由と今後のWeb制作を語る。

※こちら株式会社gazを支援時に記事化した内容をLMAP LLC.へ事例を転載させていただいております。吉村がStudio実装を担当しました。

2024年、株式会社LIGと株式会社gazは初めてWeb制作にて連携し、ユニカビジョン様のコーポレートサイトをリニューアルしました。今回の記事では、株式会社LIG ディレクター 高山雅至氏・デザイナー 芝香織氏、株式会社gazのデザイナー 吉村優一の鼎談の模様をお届けします。Studioの優位性や生成AIなどの話題を織り交ぜながら、両社の出会いから今後のWeb制作スタイルの予測まで語っています。

制作実績

YUNIKA VISION|大型ビジョン、デジタルサイネージ サイトリニューアル https://www.yunikavision.jp/

LIGとgazの出会いと、gazへStudio実装を依頼した背景

吉村:

今回のリニューアルにgazとの連携そしてStudioを選んだ経緯を教えて下さい。

高山さん:

クライアントの条件の中に、まずコンテンツ更新などのWeb運用を自社で行えること、そしてセキュリティが担保されることが入っていました。Studioならその2点に加え、短納期に対応できますし、ノーコードなので費用も抑えられます。そこで今回はStudioでの制作に決まりました。

高山さん:

でも、LIGにはStudio制作の経験がありませんでした。従来のシステム開発には慣れていますが、ノーコードとなると全く勝手が違います。そこで、Studioの実績が豊富なgazさんにStudio実装をお願いしたんです。

吉村:

そう言えば、旧サイトは別のツールでの制作でしたね。新サイトの要件でクライアントの自社運用がマストでしたが、旧サイトの時は外部に委託していたのでしょうか。

芝さん:

以前からクライアントが自社運用していたそうです。新サイトではStudioのCMS機能を使えるので、運用はずっと楽になったと伺っています。

吉村:

今回のリニューアルは、マーケティングよりブランディングの意味合いが強かったと認識しています。

高山さん:

そうですね。10年前に作ったWebサイトをスタイリッシュに一新するというのが、クライアントの大きな目的でした。また旧サイトは階層の複雑性も課題感としてありました。

芝さん:

もちろんマーケティングのゴールもあって。ひとつは、広告を出す代理店の担当者をお問い合わせに繋げる」、もう一つは広告のコンサルティング事業を打ち出す、の2点です。そのためにWebサイトをどう見せて、どんな動線を引くかというのは、Web制作を進める上で重要なポイントでした。

吉村:

お問い合わせ件数の推移は気になりますね。リニューアル前後の定性的な変化は把握できますか?

高山さん:

アナリティクスを入れていないので、残念ながら数値の変化は捉えられません。でも今回は、訪問者がサイネージ別の情報をワンクリックで取れる機能を最優先で構築しました。そういった利便性が、定性的な変化に繋がって行くと思っています。

実現可能性を追求する、gazは頼れるパートナー

高山さん:

制作がスムーズに進んだポイントは、吉村さんとの円滑なコミュニケーションだと思っています。特に、早い段階で可能なことと不可能なことを明示して下さったのは、本当に助かりました。

芝さん:

最初に先方のご要望を吉村さんにお伝えして、実現できるかを入念に検証していただきました。難しい内容でも、必ず引き取って検証して下さるので、とても頼もしかったです。

吉村:

ミーティングの際、お二人はStudioには限界があると認識していた上でお話していました。だからこそ私に提示されたご要望は、どうしても拘りたい部分だろうと感じていたんです。内容的にも、複数の機能を組み合わせれば実現できるものが殆どでした。

高山さん:

私達は、Studioで何をどこまでできるか全く知らずにお願いしていましたが、最終的に70~80%は実現していただけたと思っています。やっぱり、学習コストを掛けながらLIG単独で開発するより、gazさんにお願いして正解でした。

芝さん:

本当にそう思います。LIGにご依頼いただく案件はCMSを多用するケースがほとんどなので、クライアントの運用コストを下げることを考えた制作を重要視しています。今回のStudio制作でも、各ページの随所でCMSを駆使していただいています。Studioでもそれができると分かったのは収穫でした。

高山さん:

それにしても、吉村さんは視野が広いですね。ユーザビリティを上げたい、もっと動作を軽くしたいなどの後発的なご要望にも、かなり柔軟にご対応いただきました。

芝さん:

特に特に動きのあるところですよね。ここはGIFアニメーション、こっちはStudioの純正機能、向こうはCSSのテキストアニメーション…。臨機応変に技法を変えられるのは、それだけgazさんがStudioに精通しているからだと思います。一つのやり方に拘らず実現させるという着地点から逆算する吉村さんの手法と常に最善策を提示していただいたことは、非常にありがたかったです。

吉村:

動画は使う機能によっては、エラーやバグが起きる恐れがあるんです。だから純正機能に留まらずこれを表現するには何が最適なのかを吟味しました。アニメーションはただ動かすだけでなく、綺麗に、軽やかに見せたいですし。その点では、これまで身に着けた知識や動画制作経験を生かせたと自負しています。

芝さん:

アニメーションについては、クライアントもクールさの中に遊び心があると喜んで下さいました。大型ビジョンの画像を活用して、昼夜の雰囲気の違いを表現した点も好評です。

吉村:

すごく楽しかったですよ。やはりギミック的なものは、やりがいがあって良いですね。

Studioが実現する、制作効率化とコスト削減

吉村:

LIGさんが実際にStudioを導入して、良かった点を教えていただけますか?

高山:

まずStudioは制作期間がこんなに短いのかと感心しました。勿論、gazさんが手がけたというのも大きな理由ですが、それにしても早いです。またデザインエディタが使いやすく、私達でも小さな修正に対応できる点は、コミュニケーションコストの削減に繋がりました。

芝さん:

DX支援の面から見ても、Studioは有益ですね。先程もお話に出ましたが、ノーコードで制作期間も費用も抑えられますし、CMSも使いやすい設計なので運用コストも下げられます。今後、Webサイトの自社運用がマストなクライアントにStudioという新しい選択肢をご提案できると思っています。

高山さん:

これからは案件の内容によって、Studioを前提に話を進めるケースも出て来ると思います。LIGがデザインを作って、実装をgazさんにお願いする流れもできましたから。

吉村:

ありがとうございます。Studioにはまだ限界もありますが継続的に改良されているので、今後はいろいろな機能が増えていくはずです。

芝さん:

楽しみですね。もしかして、StudioにはAIも入っているんですか?

吉村:

まだ入っていないんです。一時期「Studio AI」としてデモが出された時期はあったのですが。

高山さん:

制作側は実際にクライアントワークで活用するとなると高い基準を求めるでしょうし、今後に期待したいですね。

生成AIの普及で変化する、求められるIT人材像

吉村:

ディレクターやデザイナーとしての活動を通して、ここ数年のWeb制作スタイルに変化を感じることはありますか?

高山さん:

生成AIが台頭したことで、より業務の効率化が進んでいる気がします。先日、生成AIにJavaScriptのコーディングをさせたんですが、やっぱり早いですね。もしエラーが出たとしても、その結果を生成AIに伝えてやれば、自分でコードを修正してくれます。勿論、基礎知識があるからこそ使いこなせるのですが。

芝さん:

アートディレクションの方面でも、生成AIが肩代わりできる作業が増えてきました。例えばデザイン提案時、以前はストックフォトで探してたものを加工したりしてイメージ画像やラフ画像を用意しましたが、今は生成AIにも手伝って貰ったりしてます。将来的には、こうしたツールを使いこなせる人が求められ、活躍の場を広げて行くでしょうね。

吉村:

いずれはプロダクトマネージャーの役割も変わりそうです。今は私達で要件定義やご要望の可否判断などを行っていますが、この辺りは生成AIの得意領域ですから。プロダクトマネージャーの仕事は、クライアントに対する生成AIの説明とスケジュール管理、クオリティの評価がメインになるのかもしれません。

二極化するWeb制作と最適なツール選定方法

芝さん:

最近のWebサイトはハイクオリティ化が進んで、没入感のあるデザインが多くなりました。スクロールをする度に予測ができないようなワクワクする仕掛けがあり、何が起こるのか期待しながら、見入ってしまうものが多いです。デザインに遊び心やギャップを求めるクライアントも増えていますね。

高山さん:

今は多様化の時代ですから、Webサイトもトレンドに囚われず、表現したいものを自由に表現する傾向にあります。デザインの幅と奥行きが広がった分、クライアントのご要望や期待値も大きくなりました。

吉村:

その傾向から考えると、今後のWebサイト制作は、ノーコードとフルスクラッチの二極に分かれていくかもしれません。クライアントに確固とした世界観があってそれを余さず表現したいなら、フルスクラッチで作り込むのがベストです。一方、BtoBサイトなどのマーケティング戦略や自社運用の簡潔さを優先しデザインする場合は、ノーコードが最初の選択肢になるはずです。

芝さん:

もしもStudioに、ページ毎にノーコードかフルスクラッチかを選べる機能があれば便利ですね。もし実現すれば、Studioはかなり強くなりそうですね。Webサイト制作はStudioの独り勝ちになりそうです。でも、現状では二極化が進むはずなので、どちらがベストか分からないクライアントも出て来そうですね。

高山さん:

吉村さんなら、そういったクライアントに対して何を選ぶべきか、どうアドバイスしますか?

吉村:

ツールを選ぶ前に、まずは何を目的として何を実現するためにWebサイトを作るのかを明確にすることが大切だと伝えたいです。本質が固まればどうご提案をするべきか、私達にも見えてきますし、基本的なことかもしれませんがそれがデザイン支援の第一歩になると思います。

プロフィール

**株式会社LIG/director

高山雅至**

フリーランスを経て、株式会社LIGのパートナー企業である株式会社ユヒーロ・ユーにジョインした。本プロジェクトではディレクターとして参画。

**株式会社LIG/designer

芝 香織**

アパレルのECサイトの企画運用からWeb制作会社へキャリアチェンジし、デザイナーとフロントエンドを兼任。2022年にデザイナーとしての更なる高みを目指し、株式会社LIGへ活躍の場を移した。

**LAMP LLC. / 株式会社gaz/developer

吉村 優一**

2020年6月よりgaz Inc. のデザイン組織顧問/チーフデザイナー。役職の垣根を超え、CDO、PM、クリエイティブディレクターなどマルチに活動している。今回のプロジェクトにはディベロッパーとして参加。

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